2020年末からゲームギアの改造キットが盛りあがりを見せています。
海外ストア RetroKAI からは改造難易度を下げた LCD/TFT交換キットの「Magic Screen」が登場し、日本国内の NX Labs からは IPS液晶に対応した「GGLCD rev3」が登場しました。
そして、海外ストア RetoSix はかねてから開発を進めていた「Game Gear CleanScreen」を正式リリースしました。商品名からもわかるとおり、従来モデルに近い鮮明な色合いの TFT液晶に改造できるキットです。
液晶ディスプレイ、改造難易度も選べる改造キット
RetroSix からゲームギアの新しい液晶交換キット Game Gear CleanScreen が発表されました。ゲームギアの液晶交換キットの改造難易度は高いことで有名ですが、これまでに発売された改造キットよりも液晶ディスプレイの種類、導入難易度が選択できる優れモノです。
LCD/TFT液晶ディスプレイと IPS液晶ディスプレイ
大きな特徴の一つとして、搭載する液晶ディスプレイを選択できます。
光沢がなくこれまでの LCD/TFT液晶交換キットと同等の機能を備えた「TFT液晶ディスプレイ」と、低電力で明るくモダンな「IPS液晶ディスプレイ」をお好みで選べます。
どちらの画面サイズ・機能は同じなので、お好みで選択すると良いでしょう。
Game Gear CleanScreen の改造キットには、液晶ディスプレイは同梱されていません。
時間をかけずに簡単導入できるワイヤーフリーキット
RetroSix が新たに開発したワイヤーフリーキットを使えば、メイン基板に小さな基板を乗せて、ポイントはんだ付けするだけで導入できます。わずらわしい配線を気にすることなく時間をかけずに簡単導入できます。
ゲームギアのメイン基板は種類が豊富なので、おそらく代表的なメイン基板(1ASIC(VA1)、2ASIC(VA0))のみ対応となるでしょう。また、EverDrive をはじめとしたフラッシュカートリッジが正常動作できるのかが気になるところです。
いくつかの改造キット・カスタムパーツは商品ページに追加されています。
正式な一般販売は近日中となりそうです。導入難易度が低く、輝度調整あり、バッテリー持ち15時間と三拍子そろった改造キットはこれからのスタンダードになりそうです。
Source:RetroSix
修理をしていないゲームギアは、奇跡的に動作することはあっても、いずれ動かなくなります。その理由は、本体基板をはじめとするサウンド基板、電源基板が経年劣化による不具合に悩まされているためです。一般的にアルミ電解コンデンサの寿[…]