最近になって正式にリリースされたばかりのゲームボーイの新しいフラッシュカートリッジ「ElCheapoSD v2.2」が届きました。このフラッシュカートリッジはゲームボーイタイトルの約90%に対応しているだけでなく、チップチューンのLSDjにも完全対応した汎用性が高いフラッシュカートリッジです。早速ですが簡単にチェックしていきます。
新しいフラッシュカートリッジ「ElCheapoSD v2.2」が到着!
レトロゲーマーから絶大な人気を誇る BennVenn’s SHOPが正式にリリースしたゲームボーイの新しいフラッシュカートリッジ ElCheapoSD v2.2が届きました。
一般販売価格よりも少しだけ安いプレオーダー販売分(2018年10月注文)で購入した商品です。
2018年12月5日に正式リリース・出荷が開始され、2018年12月20日に届きました。
ElCheapoSD v2.2をチェック!
ゲームボーイシリーズのフラシュカートリッジで有名な EverDriveシリーズの最上位モデルと比べると価格はまさかの半額以下の ElCheapoSD v2.2をチェックしていきます。
透明なカートリッジケースから見える基板(Ver.2.1)カラーは赤で、上部の中央のボタンを長押しすることでリセットできます。一度押すだけでゲームの状態を保存できるようです。
ファームウェアは最新バージョン
ElCheapoSD v2.2のファームウェアは最新バージョン(V2.015)が導入されています。わざわざ公式サイトから最新ファームウェアをダウンロードする必要はありません。
セットアップは簡単
フラッシュカートリッジ ElCheapoSD v2.2のセットアップは簡単。FAT32形式でフォーマットしたmicroSDカード(最大32GB)にROMイメージ(.gb .gbc)と、SAVEフォルダを作成して保存するだけ。
ちょっとクセが強いOS
BennVenn’s SHOPの公式ストアで公開されているユーザーガイドに書かれているとおり、ちょっとクセが強いOSが搭載されています。最初に起動したときは、まずはスタートボタンを押しましょう。
A、Bボタンを押すとフラッシュ領域のROMイメージを読み込もうとしますが、初回起動時は何も書き込みされていないのでテストモードが起動するだけです。
スタートボタンを押すとDirectoryが表示されます。左右の十字キーを押すとGB ROM、GBC ROM、Import SAV、Export Sav、RTC File、Firmwareを選択できます。
単純にゲームタイトルを遊びたい場合はGB ROM、GBC ROMをAボタンで選択しましょう。ちなみに、Bボタンを押すとタイトル画面に戻ります。
お気に入りのゲームタイトルを見つけたらAボタンで選択しましょう。
少しだけ時間はかかりますがフラッシュ領域にROMイメージを書き込みします。
しばらくするとタイトル画面に戻るのでAボタンまたはBボタンを押してゲームプレイしましょう!
ゲームボーイタイトルの約90%に対応
ゲームボーイタイトルの約90%に対応しているだけでなく、チップチューンのLSDjにも完全対応した汎用性が高いフラッシュカートリッジです。
一部のゲームタイトルではフリーズ・画面がモザイク表示になることが確認できました。
うまくセーブできない
クセが強いOSが搭載されていることもあり慣れていないせいかもしれませんが、ゲーム中にうまくセーブができていないことが確認できました。
すべてのゲームタイトルをサポートしているわけではなく、まだまだ改善点がありますが、今後のファームウェアのバージョンアップでこのような問題は解決できるでしょう。
EverDriveシリーズの最上位モデルと比べて
EverDriveシリーズの最上位モデルと比べると、操作性などの使いやすさ・ゲームタイトルの再現性を考えても、ElCheapoSD v2.2の完成度はいま一つといった感じです。
価格は半額以下でゲームボーイタイトルの約90%に対応しているだけでなく、チップチューンのLSDjにも完全対応とアナウンスされていますが、今後のアップデートしだいといったところでしょう。
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どちらがゲームプレイに最適かと聞かれれば EverDriveシリーズの最上位モデルをおすすめします。ElCheapoSD v2.2は価格を抑えて遊びたい・いろいろな実験に使うのにおすすめのフラッシュカートリッジといえるでしょう。
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