DROP と JVC のコラボモデル「JVC HA-FDX1」は、JVC HA-FD01 ベースに海外オーディオマニアのチューニングが採用された Drop専売イヤホンです。
スナック感覚で試せる中華イヤホンと比べると、本格的で満足できる正統派サウンドを楽しみたいという人向けのイヤホンです。日本国内外のオーディオマニア・JVC公認の良サウンドイヤホンをレビューしていきます。
Drop専売イヤホン「JVC HA-FDX1」
グループ購入サイト DROP は、まだまだ日本では知られていないサービスです。
簡単に説明すると、ここでしか購入できない大手メーカーの独自カスタム商品、専売コラボ商品など一般販売されていないプレミアム商品が提供されています。
今回、購入したのは専売コラボイヤホン「JVC HA-FDX1」です。
たまたまセール価格 200ドル(通常250ドル)となっていたので購入しました。
※日本国内で購入すると 30,000円くらいします。
年に何度かセール価格になるので、小まめにチェックすると良いでしょう。
DROP の特徴、会員登録、購入方法などはこちらの記事を参考にしてください。
DROP(ドロップ)してますか?日本国内ではあまり知られていないサービスなので、まったく知らない人・利用していない人も多いのではないでしょうか。簡単に説明すると、会員登録した人だけが、グループ購入で安く買い物できるサービスです。ク[…]
JVC HA-FDX1 をしっかりチェックしていく
DROP と JVC のコラボモデル「JVC HA-FDX1」は、JVC HA-FD01 のマイナーチェンジモデルです。イヤホンとしても構造はまったく一緒ですが、大きな違いは付属するフィルターです。
JVC HA-FDX1 の付属品、フィルターの音質、音質などをチェックしていきます。
JVC HA-FDX1 の付属品
付属品は、マニュアル、キャリーケース、MMCX端子着脱式(Y字)OFC線ハイグレードグルーヴケーブル、フィルター3種、JVCスパイラルドット+イヤーピース(S、MS、M、ML、L)です。
高評価なイヤホンケーブル、イヤーピースが標準付属しているのがポイントです。
これ1つ購入するだけで最適なイヤホン環境を実現できます。
公式が認めた!オーディオマニアのチューニング
ウィーン在住のオーディオマニアが発案したチューニング方法が広く認められ、JVC が正式採用。DROP専売モデルとして発売されたイヤホンです。
JVC HA-FDX1 には、3つのステンレスフィルターが付属します。
- 白色フィルター:標準フィルター(JVC HA-FD01を同じ)
- 緑色フィルター:オーディオマニアチューニングフィルター1
- 青色フィルター:オーディオマニアチューニングフィルター2
フィルター下のレバーを下げながら、少し回転させて持ち上げることで外せます。
内、2つはオーディオファンコミュニティのチューニングモデルを参考に JVC が正式採用したフィルターです。1つのイヤホンで3つの音質を楽しむことができます。
フルステンレスな堅牢ボディ、ファインアジャスト機構を採用
堅牢なフルステンレスなメタルハウジングを採用しているため重めです。
フィット感がイヤーピースが必須です。ただし、標準で JVCスパイラルドット+(イヤピース)が付属するので、その心配はほとんどいらないかもしれません。
また、人によって異なる耳の形に配慮して、ノズルが 360度回転するファインアジャスト機構を採用しています。これにより角度調整も簡単にできるため、通常掛けと耳掛け2つのスタイルで装着できます。
スパイラルドット+をさらに進化させた、スパイラルドット++も発売されています。
欠点を昇華したマイナーチェンジモデル
JVC HA-FDX1 の音質は文句なしです。ハッキリ言って万人におすすめできるイヤホンです。
3万円以上5万円未満のインナーイヤー型ヘッドホンの VGPアワードを5年連続受賞(2017年~2021年)しています。
Dignified(凛とした)、 Distinct(明確な)、 Delightful(心地よい)をテーマにした新開発の D3ドライバーを採用。口径11mm のダイナミック型ドライバーは、3つのフィルターによって変化あるサウンドを楽しめます。
フィルター交換するだけで、まったくの別物イヤホンを体感
標準フィルターは、ベースとなった JVC HA-FD01 のままで解像度は高めですが、派手さがあり、聴き疲れしやすい音質です。オーディオマニアチューニングフィルター緑色は、聴き疲れを和らげた音質、青色はフラット傾向な音質が好みな人向けといった感じです。
標準フィルターはコットンパフを詰めて、自分好みのサウンドを作り上げることも可能です。
付属するフィルターに満足できない人はチューニングしてみるのも面白そうです。
JVC HA-FDX1 のメリット・デメリット
JVC HA-FDX1 のメリット
- 国内価格より圧倒的に安い
- JVC HA-FD01 のマイナーチェンジモデル
- 3つの音質を楽しめる
- 自身で音質をチューニングすることも可能
- 高評価なイヤーピース、イヤホンケーブルが付属
- 堅牢なフルステンレスボディ
- 左右の区別がないイヤホン本体
- 360度回転するファインアジャスト機構
- 通常掛け・耳掛けどちらにも対応
- ゲーミングイヤホンとしても評価
- オーディオマニアとプロも認めるサウンド(VGPアワード受賞)
JVC HA-FDX1 のデメリット
- スナック感覚で購入できない(2万円台)
- イヤホンは重ため
- 海外グループサイト「DROP」での決済・サポート・海外保証30日
デメリットはイヤホン自体のデメリットというよりも、購入者自身の問題が大半です。
金属筐体を採用したのはイヤホン本体の重さは、人によっては慣れが必要になるかも。
3万円以上~5万円未満のインナーイヤー型ヘッドホンの VGPアワードを5年連続受賞しているイヤホンのマイナーチェンジモデル(DROP専売モデル)が、2万円台で購入できるのは大きなアドバンテージといえるでしょう。