ミニPC「HiGame」を代表格に、日本国内でも本格的に販促活動をスタートした中国のグローバル企業 CHUWIがいよいよ UMPC市場に参入します。
GPD POCKET、ONEMIXに続き、大きな注目を集めている「Chuwi Minibook」について、メーカー関係者である現地協力者(中国)の情報提供をもとに情報発信を進めていきます。
Chuwi Minibook とは
2019年1月にリーク情報としてお伝えした通り、中国のグローバル企業 CHUWIの新しいUMPC「Chuwi Minibook」のリリースが明らかにされました。
Global Sources Electronics Fair 2019で、製造メーカー ILIFEが展示している ILife NG08を、CHUWIがオリジナル商品 Chuwi Minibook としてリリースします。
製造メーカー ILIFEは、広州交易会(中国輸出入商品交易会)や香港フェアなどの展示会に積極的に参加しています。また、多くのCHUWI製品を製造してきた信頼できる企業です。
CHUWIは、ミニPC「HiGame」を代表格に日本国内でも本格的に販促活動をスタートしています。海外通販サイトやクラウドファンディングで人気の高い UMPCに目を付けたのは必然的であるといえるでしょう。
Chuwi Minibookのスペック
最初に Chuwi Minibookのスペックを詳しくみていきましょう。
現在公開されているスペック表は、あくまでも仮のスペックなので、正式に発表される製品版では変更される可能性が高いです。
メーカー関係者によると、CPUはIntel Gemini Lake世代の Intel® Celeron® N4100 Processorが搭載されるようですが、Intel® Pentium® Silver N5000 Processorまで搭載できるようです。
8インチUMPCである Chuwi Minibookの大きさは 200.6 x 130.6 x 17.9 mm、重さは 600gと思っていたよりも軽量です。ただし、ここまでの大きさ・重さになると普通のノートパソコンを選択しに考える人も少なくはなさそうです。
バッテリー容量が 3,500mAhと不安に感じるかもしれませんが、通常使用であれば6時間使えます。また、メモリ4GB/ストレージ 64GB版を先行して発売する用意があるようです。
オプションである SIMスロット(4G/LTE)搭載されない可能性が高いとのことです。
6つの機能をチェックしよう
Chuwi Minibookには、GPD Pocketシリーズや OneMixシリーズと同じような機能のほかに、ほかのUMPCにはない機能を備えています。
気になる6つの機能をチェックしていきます。
ストレージ容量を増やせる
拡張できるM.2 SSD 2242 SATAスロットを搭載しているので、ストレージ容量を増やせます。
GPD Pocketシリーズ、OneMixシリーズにはない大きな特長です。
迫力あるデュアルスピーカーを搭載
デュアルスピーカーで迫力あるサウンドを楽しめます。
GPD Pocketシリーズ、OneMixシリーズは “モノラルスピーカー” なので、これも大きな特長の一つです。
タッチするだけでログイン
電源ボタンには指紋認証機能が搭載されています。
指紋認証センサーに軽くタッチするだけでログインできます。
ディスプレイが360度回転する
通常モードではキーボードを使ってPCとして利用でき、360度折りたたむとタブレットとして使える2in1PCとして活躍できます。
ペン入力でより快適に使える
タブレットモードでは絵を描いたり、資料に注釈を入れたりと活躍します。
2048段階の筆圧感知に対応した専用スタイラスペンにも対応予定です。
暗い場所でも快適にキーボード入力できる
バックライトキーボードを搭載しているので、暗い場所でのキーボード入力にも困りません。
キーボード全体を照らし、必要に応じて ON / OFFできます。
後発のUMPCということもあり、GPD Pocketシリーズ、OneMixシリーズの機能のいいとこ取りといった感じを受けます。
リーブナブルな販売価格を予定
「CHUWI製品は価格が安いです」
CHUWI製品のほとんどはリーズナブルな価格帯で発売されているのが特長です。
そういったことを考えると、ライバル企業の製品となるGPD PocketシリーズやOneMixシリーズを意識したお手頃価格(3~4万円)になる可能性が高いです。
必要なのは、ハイスペックではなく気軽さ
現在、開発が進められている GPD Pocketシリーズや OneMixシリーズなどの UMPCは、大型化になることが確実です。
7インチ以上のディスプレイ、ハイスペックを求める傾向が強く販売価格も高くなりがちなので、気軽に買い物できる製品ではなくなりました。
そういった製品と比べてしまうと Chuwi Minibookのスペックは見劣りするかもしれませんが、本当の意味で気軽に使えて・遊べる UMPCだと感じます。
しかも、今までに発売されている UMPC製品の機能に、さらに拡張できるM.2 SSDスロット、デュアルスピーカー、8インチ ディスプレイの搭載などを追加して付加価値を高めています。
お手軽価格になることが予想されるので「必要なのは、ハイスペックではなく気軽さ」を求める人には期待できる製品になるでしょう。
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