ゲーミングコントローラー「BIGBIG WON RAINBOW 2 Pro」は、純正コントローラーよりも優れた操作性と精密さを備えており、方向パッドの種類やアナログスティックの高さの交換にも対応しています。
超低遅延で高い精度の有線接続と、安定した無線接続をサポートしています。
動作環境は Nintendo Switch、Windows 10 / 11、Android、iOS です。
BIGBIG WON RAINBOW 2 Pro の価格・販売ストア
BIGBIG WON RAINBOW 2 Pro は、国内外の通販サイトで広く販売しています。
アマゾンにおける販売価格は 8,999円～12,999円です。
付属品（充電ドックなど）によって価格が異なります。
カスタマイズも楽しみたいのであればチャージドック付きがおすすめです。
・RAINBOW 2 Proコントローラー
販売価格：8,999円
・RAINBOW 2 Proコントローラー＋充電ドック
販売価格：12,999円
BIGBIG WON RAINBOW 2 Pro のレビュー
メーカー提供を受けた BIGBIG WON RAINBOW 2 Pro をチェックします。
付属品から動作環境、基本的な特徴、実際の使い心地にいたるまでを解説します。
動作環境
BIGBIG WON RAINBOW 2 Pro の動作環境はこちらです。
有線と無線接続の両方をサポートし、バッテリーを内蔵しています。
- Nintendo Switch
- Windows 10 / 11
- Android
- iOS
メーカーの動作環境としては非対応ですが、XBox Series X / S にも使えます。
付属 2.4Gレシーバーを本体に接続し、さらに純正コントローラーをレシーバーの USBポートに接続した状態で、BIGBIG WON RAINBOW 2 Pro を無線接続することで対応できます。
付属品
1. マニュアル（日本語あり）
2. USB Type-Cケーブル（長さ１m）
3. 2.4Gレシーバー
4. 充電ドック
5. アナログスティック（交換用）
6. 方向パッド（交換用）
大きさ・重さ
大きさは 105 × 154 × 64mm、重さは 254g（実測値）です。
バッテリー内蔵でありながら軽量で、大きさは Xbox純正コントローラーと変わりません。
プラスチック（ABS樹脂素材）で、一般的なコントロラーサイズです。
コントローラー表面は、半透明のクリアブラック筐体が特徴的なデザインです。
同じような形状・サイズのコントローラーの大きさ・重さを比較してみました。
BIGBIG WON RAINBOW 2 Pro 以外は、公式発表されているスペックです。
| 製品名 | 大きさ | 重さ |
| Nintendo Switch Proコントローラー | 106 × 152 × 60mm | 246g |
| BIGBIG WON RAINBOW 2 Pro | 105 × 154 × 64mm | 254g |
| Xbox ワイヤレスコントローラー | 105 × 150 × 60mm | 241g（電池なし） |
スティックと方向パッド
アナログスティックと方向パッドは交換可能です。
方向パッドは標準で十字ボタンが採用されていますが、８方向ボタンに変更可能です。
また、アナログスティックの高さ（３種類）も変更できます。
上方向へグッと持ち上げること（方向パッドは上下に凹みあり）で外せます。
通常のゲームプレイで簡単に外れる構造ではないので安心です。
充電ドック、2.4Gレシーバー
充電ドックは POGOピンタイプで、背面にケーブル接続用の USB Type-Cポート、前面に USBポートを備えています。2.4Gレシーバーも同様に背面に USBポートを備えています。
ゲームコントローラー本体と、充電ドックそれぞれにマグネットを内蔵しています。
充電ドックに近づけるとピッタリとくっつき充電を開始し、それぞれの RGBライトが点灯します。満充電になると、どちらの RGBライトも消灯します。
パソコンと無線接続をする場合、充電ドックに 2.4Gレシーバーを接続しても、USBポートを消費せずに使用することが可能です。これは、USBポートが限られているノートPC などでの利用に非常に便利です。
専用アプリ
専用アプリ『BIGBIG WON TOOLS』は、Android版と iOS版を用意しています。
各ストアで検索してダウンロードし、接続するだけで使えます。
各ボタンのマッピング、スティックやトリガーゾーンの微調整、RGBライティング、マクロ、連射などを設定できます。ボタンやアナログトリガーの感度に違和感がある方でも、かなり細かく調整できるのは大きな特徴です。
インターフェース
上部に有線接続をサポートする USB Type-Cポート、無線接続時に使用するペアリングボタン、プログラムボタンの M3 / M4ボタンを備えています。下部にはボイチャに最適化されたイヤホンジャックが用意されています。
アナログトリガーには、ホールセンサーが搭載されており、押し込み全域にブレがなく、高いレスポンスを持つパーツが採用されています。
左右のグリップには振動モーターを搭載しており、正確なフィードバックを提供します。また、内蔵バッテリー 1000mAh、6軸ジャイロセンサーも搭載しています。正面は滑らかな質感となっており、グリップ部分は滑り止めのためのラバー加工が施されています。
背面には、プログラムボタンとして M1 / M2 ボタンが配置されています。
さらに、背面上部には左右のアナログトリガーの押し込みの深さを調整（２段階）するトリガーストップが用意されています。
RGBライティングは変更可能です。右アナログスティック下にある FNボタンを素早く２回押すことで、RGBライトのオン・オフ、簡易変更も可能です。また、有線・無線接続時の接続状態を確認できます。
正面コントローラー下部には左から連射、マッピング、マクロ、構成（プロファイル切り替え）が用意されています。ただし、これらの機能はゲーム内の利用規約によっては禁止されていることがあるため評価しません。
操作性
操作性と持ちやすさは『優れている』と評価します。
Xboxワイヤレスコントローラーを模倣したデザインで、サイズ感はほぼ一緒で違和感なく操作できます。また、バッテリーを含めた本体重量も軽く、入力遅延や精度にも優れています。
ABXYボタンサイズは 10mm、ストロークは 1.2mm ほどでメンブレン、方向パッドや背面ボタンはマイクロスイッチで、それ以外はすべてタクトスイッチを採用しています。アナログトリガーにホールセンサーが搭載されており、アナログスティックは ALPS製（非ホールセンサー）です。
Xboxワイヤレスコントローラーと比較して、このコントローラーの十字キーはクリック感は軽めです。また、ビューボタンやメニューボタンに相当する機能ボタンは、同じ配置なので慣れている人でも違和感なく操作できます。
ラバー加工されたグリップは手汗をかいた状態でも滑りにくく、グリップ力が低下することはありません。グリップカーブの深さも適切で、すべてのボタンに指がスムーズに届き、しっかりフィットするように工夫されています。
実測したところ、有線接続の入力間の平均値は 0.92ms、ポーリングレートは 1085Hz です。これは PC接続時の Xbox純正コントローラーや PS5コントローラーを圧倒する精度と反応速度を示しています。
一方で、無線接続時の 2.4Gレシーバー接続では入力間の平均値は 4.96ms、ポーリングレートは 201Hz です。また、Bluetooth接続時の入力間の平均値は 11.51ms、ポーリングレートは 86Hz でした。こちらについても無線接続時の Xbox純正コントローラーを超える結果を示しています。
左アナログスティック下部にある FNボタンはファンクションボタンです。
特定のボタンと組み合わせることで、以下の機能を呼びだすことができます。
- FNボタン＋方向ボタン上 / 下：音量調整（ヘッドセット用）
- FNボタン＋方向ボタン右：バイブレーション強弱・オフ
- FNボタン＋L3 or R3：モーションコントロール機能
- FNボタンを２回押し：RGBライトのオン・オフ、簡易変更
モーションコントロール機能を有効にすると、ジャイロセンサーの入力値がスティック操作に反映され、スティック操作と組み合わせて使用できます。微調整については専用アプリでリアルタイムに設定できます。
まとめ
BIGBIG WON RAINBOW 2 Pro は、Xboxワイヤレスコントローラーを模倣したデザインで、純正コントローラーよりも優れた操作性と精密さを備えており、方向パッドの種類やアナログスティックの高さの交換にも対応しています。
総合評価としては「本格的なゲーミングユースに応えるモデル」と評価します。
Xboxワイヤレスコントローラーを圧倒する低遅延とシームレスな操作性、有線接続における 1000Hz を超える高いポーリングレートが特徴です。反応速度や精度が求められるゲームタイトルにも十分に対応可能です。
動作環境は PC だけでなく Nintendo Switch やスマホにも対応しており、内蔵バッテリーを含めた Xboxワイヤレスコントローラーよりも軽いのが特徴です。また、連射機能やマクロ機能、有線と無線接続の両方をサポートしています。
残念なポイントとしては、アナログスティックが非ホールセンサーであること、付属ケーブルの長さが短いことです。それ以外の欠点がほぼなく、Xbox純正コントローラーの操作感をそのまま継承しながら上位互換性を備えたモデルと評価します。
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