「Baseus Working Station」を実機レビュー。汎用性高く、多機能な 17in1 ドッキングステーション

Baseus Working Station レビュー

ケーブル1本で周辺機器を一括管理できるドッキングステーションが注目を集めています。
在宅勤務などでノートパソコンを持ち運ぶ際に、ケーブルの抜き差しって大変ですよね。
ドッキングステーションを使えば、そのようなわずらわしさから解放されます。

さまざまな種類のドッキングステーションの中でも、評判が良く・気になっていたドッキングステーション「Baseus Working Station」をご紹介していきます。

Baseus Working Station の価格・販売ストア

Baseus Working Station 販売ストア・価格

Baseus Working Station には、2つのタイプが海外通販サイトを中心に販売しています。
アナログ接続の VGA(D-Sub)が使える 16 in 1タイプと、新型モデルとして最近になって発売された HDMI接続のみの 17 in 1 タイプです。

価格は 10,000円~13,000円 で、タイプ、付属品の違いより価格が異なります。

Baseus Working Station をチェックしてく

Baseus Working Station の 17 in 1 タイプ(ACアダプタ付属モデル)をレビューしていきます。

Baseus Working Station の付属品

Baseus Working Station 付属品

Baseus Working Station の付属品は、ACアダプタ(EU、US、UK変換あり)、USB Type-Cケーブル、マニュアル、保証書、Baseusステッカー、スタンドが付属します。

マニュアルは中国語・英語のみ記載ですが、図が多いので何となく理解はできるはずです。
USB Type-C による PD対応なので、接続する周辺機器がそれほど多くなければ、ACアダプタ同梱モデルを選択しなくても問題ありません。

ケーブル1本でインターフェイスを拡張

Baseus Working Station 入出力ポート

ケーブル1本でインターフェイスを気軽に拡張できるのは便利です。
本体サイズは 153 × 86 × 38 mm、本体の重さは 247g(いずれも実測値)とコンパクトサイズ。

Baseus Working Station の正面には、SDカードスロット、microSDカードスロット、USB 3.0 × 3、USB Type-C × 2、3.5mmイヤホンジャックを搭載しています。

Baseus Working Station I/Oポート

背面には、USB Type-C(USB-C Power Adapter)、USB Type-C(HOST)、USB 2.0 × 2、HDMI × 3、DC 12V(ACアダプタ用)、有線LAN(RJ45)が備えられています。

対応環境も Windows、macOS、iPad Pro、Androidなどに対応しています。
据え置き型のドッキングステーションとしては、十分な拡張性を備えています。

対応環境のすべてのデバイスが動作するわけではありません。
詳しくはメーカーホームページなどで仕様をご確認ください。

付属スタンドは取り外し可能

Baseus Working Station スタンド取り外し

付属スタンドは、しっかりとゴム素材ですべり止め防止されていて実用的ではあるものの、少しガタつきがある点はマイナスポイントです。

長時間使用しているとわずかに温かくなるだけで、通常使用では問題なさそうです。横置きよりも、縦置きで使用する方が放熱性能が向上するせいか、本体表面温度は低くなります。

付属スタンドは取り外しできるので、縦置き・横置きどちらでも対応可能。
シチュエーションに合わせた設置方法を選択できます。

汎用性が高く・多機能な点に注目

Baseus Working Station GPD製品

USBポートのみを増設できるUSBハブに対して、さまざまなインターフェイスを増設できるのがドッキングステーションの最大のメリットです。

汎用性が高く・多機能なインターフェイスを搭載したドッキングステーションは、据え置きタイプ、モバイルタイプの2種類が広く販売しています。どちらのタイプにしようか迷ったのですが、結果的に据え置きタイプを選択しました。

据え置きタイプを選択した理由

この手の商品は、多機能になるほど本体サイズが大きくなります。
手頃な機能だけを求めるのであればモバイルタイプが便利ですが、同じ場所で使うことを考えると機能性に優れた据え置きタイプが便利です。

以下のようなことが決め手となり『据え置きタイプ』を選択しました。

  • 決まった場所でしかドッキングステーションを使う機会がない
  • 普段はデスクトップPC、ノートパソコンのインターフェイス拡張に
  • 在宅勤務時に、周辺機器をケーブル1本で一括管理

超小型ゲーミングPCのために

これから、続々と発売される GPD WIN3、AYA NEO、OneXplayer といった超小型ゲーミングPC は、ストレート型の本体を採用しており、搭載されているインターフェイスが少ないことが悩みです。

問題解決するために専用品も用意されていますが、価格に対して機能が限定されており、ほかのデバイスで使い回すことを想定していません。つまり、長い目で見ると「コスパが悪い」です。

それであれば、同等かそれ以上の機能を持つ、ドッキングステーションがおすすめです。
こんな考え方を持つ人におすすめです。

  • 専用ドッキングステーション(純正品)という “こだわり” はない
  • 都度購入するのは、もったいない
  • 汎用性が高く・多機能な1台が欲しい

Baseus Working Station ならこれ1台で、多くのデバイス・周辺機器が接続できるので結果的にコスパが良くなります。

実際に Baseus Working Station を使ってみて

Baseus Working Station 結構使える

実際に Baseus Working Station を使ってみて、おおよその目的は達成できました。
ドッキングステーションの使用感・ポイントは主にこちらの7つです。

  • インターフェイスがとにかく豊富(17 in 1)
  • USB PD対応で給電しながら使用できる
  • 対応環境が多い(Windows、macOS、iPad Proなど)
  • 映像出力端子が豊富(HDMI × 3)
  • 縦置き・横置きのどちらでも対応可
  • 同価格帯の製品よりコスパが良い
  • ACアダプタはあくまで補助電源

辛口に評価すると、ドッキングステーションに求めるハードルが高めの人には向いていません。
有線ネットワークチップが RTLシリーズ、複数ディスプレイ表示の全画面に渡る動画再生、ドラック移動などのカクツキなど。

1万円台の価格帯でコスパが高いモデルを求めているミドルユーザーにおすすめです。
海外通販サイトのガチンコレビューでも評判良く、デザイン・ビルドクオリティに優れたモデルだと評価します。

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