
AYANEO社のポータブルゲーミングPC「AYANEO 3」が登場しました。
Ryzen 7 8840Uモデルと Ryzen AI 9 HX 370モデル、7インチの LCD と OLED から選択可能で、モジュールコントローラー『Magic Module』を採用しています。
クラウドファンディングの開始日時は 2024年1月24日 午後9時(日本時間)です。
詳細なスペックや価格などについてもチェックしていきます。
製品仕様とスペック

AYANEO 3 のスペックを詳しく見ていきます。
製品名 | AYANEO 3 | |
ディスプレイ | 7インチ IPS(LCD) 7インチ 有機EL(OLED) | |
OS | Windows 11 Home | |
CPU | AMD Ryzen 7 8840U | AMD Ryzen AI 9 HX 370 |
グラフィクス | AMD Radeon 780M | AMD Radeon 890M |
メモリ | 16GB / 32GB /64GB LPDDR5X 7500MHz | 32GB / 64GB LPDDR5X 7500MHz |
ストレージ | 512GB / 1TB / 2TB M.2 2280 SSD (PCI Express 4.0 x4接続) | 1TB / 2TB / 4TB M.2 2280 SSD (PCI Express 4.0 x4接続) |
インターフェース | USB4ポート OcuLinkポート microSDカードスロット イヤホンジャック | |
センサー・その他 | マスターコントローラー ステレオスピーカー 振動モーター マイク Magic Module(着脱式) アクティブ冷却 | |
ワイヤレス通信 | Wi-Fi、Bluetooth | |
バッテリー | 49Wh | |
大きさ | 289.9 × 115 × 22.4~34.8mm | |
重さ | 690g |
免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが、保証はできません。

次世代フラッグシップモデルとして、既存モデルと同等性能の Ryzen 7 8840Uモデルと Ryzen AI 9 HX 370モデルが用意されています。さらに、画面は可変リフレッシュレートに対応した LCD と、有機ELディスプレイ(OLED)から選択可能です。
AYANEOのマスターコントローラーも改良され、利便性と没入感がさらに向上しています。
背面ボタンとトリガーストップが追加され、本体前面にはデュアルステレオスピーカーを配置。外部グラフィックカード(eGPU)に接続できる OcuLinkポートも新たに搭載され、拡張性が向上しました。

また、新機能として、モジュールコントローラー『Magic Module』を採用しています。
コントローラー部分のみを着脱交換できる構造で、本体側からの給電で動作します。
通常、コントローラーは簡単に取り外せないようにロックされており、特定ボタン操作やシステム上でロックを解除することで着脱できる仕組みを採用しています。

交換可能な6つのモジュール(フローティングD-pad、タッチパッド、6ボタンなど)が用意されています。最終的にはモジュールを追加する可能性がありますが、基本セット以外のモジュールが別売りされるかどうかは現時点では不明です。
好みに応じて反転させてアナログスティックの上下を入れ替えたり、ABXYボタンのレイアウト変更(ボタンを取り外して入れ替え)にも対応することが発表されています。

コントローラーの耐久性や着脱構造、本体サイズの大きさや厚みについては、意見が分かれるものの、これまでにない機能を備えたポータブルゲーミングPC として注目を集めそうです。
価格

クラウドファンディングサイト Indiegogo でキャンペーンを開始します。
早割価格と出資価格は以下のとおりです。
製品名 | モデル | 早割価格 / 出資価格 |
AYANEO 3 | 8840U / 16GB / 512GB | 699ドル / 899ドル |
8840U / 32GB / 1TB | 899ドル / 1099ドル | |
8840U / 64GB / 2TB モジュールセット | 1199ドル / 1399ドル | |
HX370 / 32GB / 1TB | 1299ドル / 1499ドル | |
HX370 / 64GB / 2TB | 1599ドル / 1899ドル | |
HX370 / 64GB / 2TB モジュールセット | 1699ドル / 1949ドル | |
HX370 / 64GB / 4TB モジュールセット | 1799ドル / 2099ドル |
搭載されている画面は2種類で、スペックは6モデル展開となっており、標準モジュール以外をセットにしたモデルもリリースされています。
カラーラインナップは、スカイホワイト、スターリーブラック、レトロパワーの全3色で、モデルによって選択できる本体カラーが異なります。
関連ページリンク
・AYANEO 3 クラウドファンディングページ|Indiegogo
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