
「Angelears KAZA」は、手頃な価格帯ながら音質バランスの良さで注目を集めているイヤホンです。大口径 15mmのダイナミックドライバーを採用し、クリアで癖の少ないサウンドを特徴とし、ジャンルを問わず楽しめる聴き心地を実現しています。
価格を考えると完成度が高く、エントリークラスとしては十分な満足感を得られるモデルです。
コストパフォーマンスに優れた Angelears KAZA を簡単にチェックしていきます。
Angelears KAZA について
Angelears KAZA に関する情報をまとめたページです。
海外通販ストアで購入した実機を使用しています。
提供品の有無にかかわらず、コンテンツの内容には一切影響していません。
価格・販売ストア

Angelears KAZA は、国内外で広く販売されています。
販売価格はざっくり調べると 1,800~2,344円といった感じです。
・Angelears KAZA
アマゾン価格:2,344円
製品仕様とスペック
- ドライバー:1DD(15mm)
- 周波数応答範囲:20Hz~20kHz
- インピーダンス:30オーム
- 感度:110dB/mW
- プラグ:3.5mm または 4.4mm
- ケーブル素材:銀メッキ銅ケーブル
- ハウジング素材:アルミニウム合金
免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが、保証はできません。
Angelears KAZA のレビュー
『高級なイヤホンは買えないけれど、安価で良い音質・解像度のイヤホンを楽しみたい』という方針で、購入した Angelears KAZA を読者目線でレビューします。
付属品

1. ワイナリーカード
2. 合格証
3. イヤーパッド 2種(各4セット)
ビルドクオリティ

軽量なアルミニウム合金筐体を採用しており、シンプルで落ち着いたデザインは幅広いユーザーが手に取りやすい仕上がりです。ハウジングの左右判別は少し分かりにくいため、付属するイヤーパッド(白・黒)を色違いで装着すると識別しやすくなります。
ハウジングはやや小さく、カナル型と比べると密閉度は控えめです。
外れやすさや音漏れが気になる場合もありますが、そのぶん周囲の音が入りやすく、軽い装着感で使えるタイプです。長時間のリスニングでも耳への負担が少ないのはメリットです。

ケーブルは本体一体型でリケーブルには非対応です。
プラグは 3.5mm または 4.4mm の 2バージョンから購入でき、いずれも金メッキ処理が施されています。
銀メッキ銅のリッツ線を採用したケーブルは、太さもしっかりしており、安価なモデルとは思えない質感と、きらきらした半透明のシルバーカラーが好印象です。
音質・解像度

最も気になる Angelears KAZA の音質・解像度をチェックします。
箱出し直後の音ではなく、約50時間のエージングを行った後で評価しています。
Angelears KAZA は、15mm 大口径ダイナミックドライバーを採用した 1DD構成が特徴のモデルです。エントリークラスの価格帯でありながら、豊かな低域とクリアな中高域を両立し、インナーイヤー型らしい開放感のあるサウンドが楽しめます。
低域・中域・高域のどれかが極端に強調されることはなく、自然でまとまりのあるチューニングが印象的です。量感のある低域は過剰に膨らむことなく、中域はボーカルをやや近めに出し、高域は刺さりを抑えながら必要な情報量が確保されています。

同価格帯のインナーイヤー型イヤホンと比較すると、ボーカル帯域の明瞭感と低域のタイトさが優れており、特にポップスやアコースティックでは輪郭がつかみやすく、音の分離も悪くありません。音源の細部表現においては高価格モデルに及びませんが、音の厚みや聴き心地の良さを備えているため、価格を考えると十分満足度の高いサウンドといえます。
一方で、ハウジングが小ぶりのため、イヤーピースの密閉が甘いと低域の量感が落ちやすい点には注意が必要です。また、高域の伸びは控えめで、クリアさ重視の音源では若干物足りなく感じることもあり、このあたりは好みによって評価が分かれる部分です。
音場については左右方向の広がりがしっかりあり、インナーイヤー型らしい開放感があります。奥行きや高さの表現は標準的ですが、価格帯を考えれば十分満足できるレベルです。立体的な音場よりも、軽快さと聴きやすさを重視するユーザーに向いたイヤホンといえるでしょう。
まとめ

Angelears KAZA は、2,000円前後という低価格モデルながら、音質と軽い装着感が魅力のエントリーイヤホンです。15mm 大口径ダイナミックドライバーらしい余裕のある低域と、聴き疲れしにくい素直な中高域が特徴で、普段使いのイヤホンとしては十分すぎる仕上がりです。
ビルドクオリティも価格以上で、アルミハウジングや銀メッキ銅ケーブルなど、細かな部分までしっかり作り込まれています。インナーイヤー型ならではの密閉度の低さや高域の控えめさといった弱点はあるものの、この価格帯としては十分よくまとまっているモデルだと感じます。
「安くて失敗しないイヤホンが欲しい」「とりあえず聴きやすいモデルを試したい」というユーザーには、とても選びやすい一本です。コスパ重視でインナーイヤー型を探しているなら、Angelears KAZA は候補に入れて損のないイヤホンだと評価します。
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