中国のVastking社から「Vastking G800」が発表されました。
一見すると Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)によく似たデザインですが、Windows10を搭載したゲームコンソールです。
8インチのフルHDディスプレイ、取り外し可能なワイヤレスコントローラー、スタンドを搭載しています。発売できるのか気になるゲームコンソールを簡単に見ていきます。
Vastking社とは
中国の深センに 2010年に設立された Vastking社(Shenzhen Vastking Electronics Co. Ltd.)は、タブレットPCやスマートフォンの研究開発・生産を行うEMSメーカーです。
そんなVastking社から、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)によく似た製品「Vastking G800」が発表されました。
あまりにもNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)にデザイン・コンセプトが似ていることから法的に問題がないのかが気になるところですが、あまり情報が出回っていないゲームコンソール「Vastking G800」を簡単に紹介していきたいと思います。
「Vastking G800」を見ていく
Vastking社から発表された「Vastking G800」は販売価格・発売時期は現時点では不明とされています。しかし、そのデザイン・コンセプトは任天堂から発売されているNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)に大変良く似ていることが特徴です。
販売まで無事にたどり着けるか心配なデザイン・コンセプトの「Vastking G800」、きっと多くの人から注目されていくこと間違いなしのゲームコンソールです。
「Vastking G800」のスペック
公開されているスペックを見ると、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)の画面(6.2インチ)より大きな8インチのフルHDディスプレイ(解像度:1920×1200)を搭載。
CPUはIntel Pentium N4200、RAMは2GB~6GB、ストレージ容量は32GBで、SSDを拡張することもできるようです。
バッテリー容量は3,400mAhで、2メガピクセルのフロントカメラ、Gセンサも搭載されています。
スペックを見るかぎりでは、GPD社の超小型ゲーミングPC「GPD WIN 2」よりもロースペックな印象を受けますが、レトロゲームのエミュレータや、カジュアルゲームを遊ぶには十分なスペックといえるでしょう。
ほとんどのI/Oポートはタブレット上部に備え付けられています。
Joy-Conに似ているワイヤレスコントローラー
「Vastking G800」のワイヤレスコントローラーは、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)の Joy-Conと同じように、タブレットの側面からスライドして取り付け/取り外しができます。
デザイン・コンセプトは非常に良く似ていますが、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)の Joy-Conと、まったく同じ機能はないと考えて良いでしょう。
ワイヤレスコントローラーのボタン配置も非常に良くにています。ここまで任天堂のNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)に似ていると法的に販売までたどり着けるのかが怪しいところです。
具体的な情報発表は
Vastking社より具体的な販売価格・発売時期は発表されていませんが、2018年中には「Vastking G800」の具体的な情報が公開される予定となっています。
同じようなコンセプトで発売された Aikun社の「Morphus X300」は、任天堂の Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)より先に発売されましたが、後出しの「Vastking G800」は無事に販売ができるか心配なゲームコンソールといえるでしょう。
海外フォーラムからの情報によると、1,000ユニット当たりの卸値価格が 300ドル程度になるといわれています。しかし、この製品は Vastking社から直接的に販売されるわけではなく、OEM製品として提供される予定とのことです。
この情報が正しいのであれば「Vastking G800」という名称も変更となりそうです。