1990年、セガ・エンタープライゼスから発売された携帯ゲーム機 ゲームギアは、現存するそのほとんどが修理せずには使えない状態になっています。
すべてのコンデンサ交換、基板洗浄、ボリュームホイール、電源コネクタなどの破損・摩耗したコンポーネントを交換し、すべての問題をクリアしたオーバーホール済みの「ゲームギア」が良心価格で販売されています。
ゲームギア本体シェルの製造にも意欲を見せている RetroSix が制作する LCD-Mod 組み込み・オーバーホール済みのゲームギアをご紹介していきます。
ワンランク上のゲームギアが良心価格
1990年に発売されたゲームギア、現存するそのほとんどが修理せずには使えない状態です。
特に深刻とされているのは「音が鳴らない」「画面が映らない」といった一般的な問題で、すべてのコンデンサを交換することで問題を解決できます。
その他にもコンデンサの液漏れによるプリント基板の腐食、ボリュームホール、電源コネクタなどの破損・摩耗といった問題も確認されています。
そういったすべての問題を解決したオーバーホール済みのゲームギアが、良心価格で販売されています。
こんなはずじゃなかった!を解決している
ゲームギアのほとんどの問題がコンデンサを交換することで解決できます。
修理が終わって当時の追体験をすべく、遊んでみると気が付くことがあるでしょう。
有名な話ですが、ゲームギアに搭載されている 3.2インチの STN カラー液晶は見づらく、残像がひどいのです。当時はまったく気にしないで遊んでいたゲームギアも、現代の携帯ゲーム機と比べると大きな差を実感することでしょう。
LCD-Mod 組み込みで大幅に見やすく・長寿命
経年劣化が進んでいるゲームギアの 3.2インチの STN カラー液晶を取り外し、LCD-Mod を組み込むことで大幅に鮮明・高画質に生まれ変わります。しかも、単3電池6本で連続稼働時間が3時間しか持たないゲームギアの電池持ちも大幅に向上します。
LCD-Mod の導入は、はんだ作業が必要で難易度が高めだと言われています。
RetroSix で販売しているゲームギアは、すべてのメンテナンスを完了したオーバーホール済みだけでなく、難易度が高い LCD-Mod も組み込まれているので安心です。
ゲームギア本体シェルの製造にも意欲を見せる
RetroSix の LCD-Mod 組み込み・オーバーホール済みのゲームギアは、ガラス製スクリーンプロテクター、新しいバッテリーカバーに交換しています。
メインシェルはオリジナルのままですが、ゲームボーイアドバンスの外装シェル製造から得られた知識を生かし、将来的にはゲームギア本体シェルも製造予定です。
LCD-Mod 組み込み・オーバーホール済みが良心価格
LCD-Mod 組み込み・オーバーホール済みのゲームギアの販売価格の相場は 30,000円~48,000円(国内・海外調べ)で、その販売価格と比べると RetroSix は良心的です。
ネットオークションやフリマアプリでも販売されていますが、オーバーホール品とはいえない品質の商品まで売られています。長く使うことを考えるとストア販売品が安心です。
国内版ゲームギアと海外版ゲームギアの違い
海外で発売されたゲームギア(海外版)と、日本国内で発売されたゲームギア(国内版)では、外観はまったく同じですが AC アダプタのコネクタ口径に違いがあります。
国内版ゲームギアは、メガドライブ1の AC アダプタが使えますが、海外版ゲームギアでは使えません。海外版ゲームギアは、メガドライブ2や NOMAD の AC アダプタが使えます。
国内版と欧州版はメガドライブ1の AC アダプタが使えます。
北米版はメガドライブ2のACアダプタが使えます。
海外ストア・ショップなどで販売されている LCD-Mod 組み込み・オーバーホール済みのゲームギアは、高価格帯にもかかわらず売り切れていることが多い商品です。
RetroSix で販売されているゲームギアは良心価格で、将来的には本体シェルの製造にも意欲を見せています。実際に完全オリジナル外装シェル(ゲームボーイアドバンス)を製造した実績もあるので、今後も目が離せない注目のストアと言えるでしょう。
Source:Retro Perfection(RetroSix)
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