「Retro 18 Mechanical Numpad」は、レトロデザインのゲームコントローラーで知られる 8BitDo が手がける、電卓機能付きの有線 / 無線メカニカルテンキーです。
どこか懐かしさを感じる独特のデザインに加え、複数デバイスで使える汎用性の高さが魅力。
機能性と遊び心を兼ね備えたユニークなアイテムを簡単にチェックしていきます。
Retro 18 Mechanical Numpad について
Retro 18 Mechanical Numpad に関する情報をまとめたページです。
海外通販ストアで購入した実機を使用しています。
提供品の有無にかかわらず、コンテンツの内容には一切影響していません。
価格・販売ストア
Retro 18 Mechanical Numpad は、国内外の通販ストアで販売されています。
カラーラインナップは、C64、N、M、Fami の全4色。
いずれも特定の家庭用ゲーム機を思わせる頭文字を冠したカラーエディションとなっています。
ポチップAliExpress が最も安く、6,000円～7,000円台で購入できます。
大規模セールでは 4,000円台まで値下がりすることも。
製品仕様とスペック
- 動作環境：PC、モバイル
- 接続：USB-C、Bluetooth、2.4G
- キー数：18
- インターフェース：USB Type-Cポート
- バッテリー：1000mAh（約160時間）
- 大きさ：168 × 102 × 18.5～38mm（実測値）
- 重さ：304.4g（実測値）
免責事項：スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが、保証はできません。
Retro 18 Mechanical Numpad のレビュー
Retro 18 Mechanical Numpad をレビューします。
付属品から基本的な特徴、インターフェース、操作感、評価すべき点や欠点についても徹底解説します。
付属品
1. マニュアル（日本語あり）
2. USB Type-Cケーブル
3. 2.4Gドングル（本体着脱）
大きさ・重さ
大きさは 168 × 102 × 18.5～38mm、重さは 304.4g（実測値）
一般的なテンキーと比べるとかなり大きく、重量がありますが、その分しっかりとした安定感があります。
何といっても、レトロデザインを採用したユニークな外観が特徴で、デスクの上に置くだけでどこか懐かしい雰囲気を演出してくれます。
使用感
USB Type-C による有線接続に加えて、2.4G と Bluetooth にも対応しています。
さらに、PC とモバイルのマルチプラットフォームで動作するため、さまざまな環境で柔軟に使えるのも魅力です。
赤いボタン（CALボタン）を押すことで、電卓モードに移行します。
桁数は最大 9 桁まで対応しており、それ以上の数字を入力するとエラー音（ビビビという警告音）が鳴り、計算結果についてはエラーとして表示されます。また、電卓モード時の表示灯のカラーは本体カラーによって異なるので、どのデザインを選ぶかのポイントにもなりそうです。
Windows 10 以降の PC では、電卓ショートカットボタンを押すことで Windows標準の電卓アプリが起動します。ただし、このショートカットに割り当てられるアプリは変更できないため、カスタマイズ性という点では物足りなさを感じるかもしれません。
キースイッチには、Cherry MX互換の Kailh Box white switch V2 を採用しています。
タクタイルフォースは 55±10gf で、メカニカルならではの押し心地と爽快なクリック感が良く、キー入力のフィードバックもしっかりと感じられます。
ただ、青軸に近い押し感と軽快なカタカタ音がするため、使用するシチュエーションによっては音が気になる場面もあるかもしれません。
ホットスワップPCB を採用しているため、キースイッチをお好みに合わせて交換することも可能です。テンキーでは珍しく、高級キーボードに近い仕様を取り入れている点は好印象です。
2.4G ドングルの収納部は、マグネット式構造になっています。
近づけるだけでパチッと収納できるのが便利です。
キーボードスタンドは付いておらず、傾斜は固定式ですが、底面には滑り止め用のゴム足が配置されており、タイピングの際のブレや滑りをしっかり抑えてくれます。
国内外の購入者レビューを見ても高評価が多いのも納得できる仕上がりで、実際に使ってみると「これは良い」と感じられる完成度の高さです。
アプリ
公式ストアでは、専用アプリが提供されています。
アプリにはカスタマイズ機能はなく、あくまでもファームウェア更新に特化したシンプルなツールとなっています。
・8BitDo Ultimate Software V2
https://app.8bitdo.com/
まとめ
Retro 18 Mechanical Numpad は、レトロデザインを取り入れたユニークな外観と、電卓機能を備えたテンキーです。手頃な価格帯ながら、Bluetooth・2.4G・USB Type-C の3種類の接続方式に対応し、PC・モバイル問わず幅広いデバイスで使えるのが魅力です。
メカニカルスイッチの爽快なクリック感や、ホットスワップ対応によるカスタマイズ性、安定した重量感など、テンキーとしての作りはかなりしっかりしています。高級キーボードに近い仕様を採用している点は大きなメリットといえます。
一方で、キースイッチのカタカタ音が大きいこと、専用アプリがファームウェア更新専用で機能面がシンプルすぎるところ、そして角度調整できるスタンドがないなど、人によっては気になる部分もあります。
それでも、レトロ感がある遊び心のある実用品を求めるユーザーにとっては、価格以上の満足感が得られる一台です。テンキーとしての実用性と、ガジェットとしての所有欲をどちらも満たしてくれる、8BitDoらしい魅力的なアイテムとなっています。
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