中華ゲーム機「Powkiddy RGB10 Max2」は、商品名に『2』が付けられていますが、Powkiddy RGB10 Max のスペックはそのまま、操作性・持ちやすさを重視したモデルです。
Powkiddy RGB10 Max2 の価格、スペック、特徴、エミュレーター性能、初期設定・使い方をご紹介します。評価すべきところ、欠点についても詳しくチェックします。
Powkiddy RGB10 Max2 の価格・販売ストア
Powkiddy RGB10 Max2 は、国内外の通販サイトで広く販売しています。
販売価格はざっくり調べると 14,000円~17,000円です。
カラーバリエーションは、ローズ、ホワイト、ブラックの3色。
microSDカードの有無、ストレージ容量によって価格が異なります。
Powkiddy RGB10 Max2 のスペック
Powkiddy RGB10 Max2 のスペックを詳しく見ていきます。
スペックは Powkiddy RGB10 Max と同じと見てよいでしょう。
- システム:Open source linux system
- ディスプレイ:5.0インチ IPS、16:9
- 解像度:854 × 480
- CPU:RockChip RK3326(1.5Ghz)
- GPU:Mali-G31 MP2
- RAM:1GB DDR3
- ストレージ容量:microSDカード
- 大きさ:76 × 195 × 18mm
- 重さ:228g(実測値)
- バッテリー容量:4200mAh
- ワイヤレス通信:Wi-Fi、Bluetooth4.0
- インターフェイス:USB Type-C × 2、イヤホンジャック、microSDカードスロット
- その他:ステレオスピーカー、バイブレーション機能
- 素材:プラスチック
免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが保証はできかねます。
Powkiddy RGB10 Max2 レビュー
Powkiddy RGB10 Max2 をレビューします。
付属品から基本的な特徴、インターフェース、操作性、エミュレーター性能、初期設定・使い方にいたるまでを徹底解説します。
付属品
マニュアル(日本語、英語、中国語)、USB Type-Cケーブルが付属します。
必要最低限の付属品と、簡素な操作説明のみのマニュアルに記載されています。
大きさ・重さ
本体の大きさは 76 × 195 × 18mm、重さは 288g です。
先に発売された Powkiddy RGB10 Max よりも、少しだけ大きく・重たくなりました。
ただし、体感的に違いは感じられません。
Nintendo Switch Lite、RG351MP と並べてみました。
比較してみると、大きさ・重さ・画面サイズは Switch Lite に近いです。
製品名 | 画面 | 大きさ | 重さ |
Nintendo Switch Lite | 5.5インチ | 91.1 × 208 × 13.9mm | 275g |
Powkiddy RGB10 Max2 | 5.0インチ | 76 × 195 × 18mm | 288g |
RG351MP | 3.5インチ | 76 × 146 × 18.5mm | 266g |
全体的なビルドクオリティは『並み』と評価します。
良くいえば削れるところをコストカット、悪くいえばチープな品質です。
インターフェース
インターフェースは、上部に音量ボタン、microSDカードスロット、USB Type-Cポートが2つ、イヤホンジャック、ネットワークON/OFF、リセットボタン、電源ボタン。下部にシングルスピーカーを用意。
バイブレーションモーターは1つ搭載、ワイヤレス通信(Wi-FI、Bluetooth)を搭載。
ただし、技適認証済みの製品ではないので、内蔵ワイヤレス通信は使えないので別途Wi-Fiドングルが必要です。
microSDカードスロットが1つで、システムとゲームイメージが別々に管理できないところは残念なポイントです。そのため、ストレージ容量 64GB以上の microSDカードを推奨します。
画面
Powkiddy RGB10 Max2 の液晶ディスプレイは鮮明です。
5.0インチ液晶ディスプレイ(16:9)、解像度 854 × 480、画素密度 195PPI です。
液晶ディスプレイとガラスレンズの隙間がないフルラミネーションディスプレイを採用しています。
鮮明で精細な画像表示の指標である画素密度は、Nintedo Switch Lite(267PPI)、RG351MP(228PPI)と比べて劣ります。一般的な中華ゲーム機よりも大きな画面で小さな文字も見やすいのはアドバンテージです。
操作性・持ちやすさ
Powkiddy RGB10 Max2 の操作性・持ちやすさは向上しています。
ABXYボタンサイズは 7.1mm、ストロークは 1.5mm で、十字キーを含めて誘導性ゴム。そのほかのボタンはタクトスイッチを採用しています。
指にフィットするL/Rボタンの位置・押しやすさ、グリップがついたことで持ちやすさが向上しています。ただし、一般的なゲームコントローラーと比べると小ぶりなサイズのグリップなので、完全にフィットするかは人を選びます。
エミュレーター性能
エミュレーター性能は RG351シリーズと同等です。
主要スペックは、RockChip RK3326 を搭載した ODROID-Go Superクローン機です。
動作するエミュレーターは一般的なレトロゲームをはじめ、スーパーファミコン、プレイステーションまでが快適動作、DS、NINTENDO64、PSP、ドリームキャストが遊べるレベルで動作します。ただし、スペックやエミュレーターアプリの設定、対応ゲームタイトルありきの性能です。
Powkiddy RGB10 Max2 の使い方・初期設定
Powkiddy RGB10 Max2 の使い方・初期設定についてはこちらを参考にしてください。
中華ゲーム機「Powkiddy RGB10 Max」は、他社に先駆け ODROID-GO Superクローン機として登場したモデルです。これまでに発売された中華ゲーム機と比べると、画面サイズがワンランク上の5インチサイズになってい[…]
ゲームイメージの転送方法や、ファームウェアのアップデート方法、カスタムファームウェア(CFW)の導入方法は共通です。
まとめ
中華ゲーム機「Powkiddy RGB10 Max2」は、ODROID-Go Superクローンの基本性能そのままに操作性・持ちやすさをワンアップしたゲームデバイスです。エミュレーター性能は RG351シリーズと変わりません。
総合評価としては「価格ありき」と評価します。
ありきたりな 3.5インチよりも大きな 5.0インチを採用、押しやすい L/Rボタンにグリップを付けた持ちやすさが特徴です。全体的にゲームプレイの快適さがワンアップしています。
コストカットされた品質、ありきたりなエミュレーター性能に目をつぶれば、カスタムファームウェア(CFW)が使えるエミュレーター機と遊べるゲームデバイスと評価します。
価格は1万円ちょっとで安くなりましたが、今から購入する Powkiddyブランドであればエミュレーター性能が高い Powkiddy X18S をおすすめします。
Androidゲーム機「Powkiddy X18S」は、ツボを押さえた仕様が魅力です。Android 11、Unisoc Tiger T618、5.5インチ液晶ディスプレイ、解像度 1280 × 720 を搭載。ゲーミングで重要と[…]