中華ゲーム機の『新作モデル』は、2021年3月から本格的にリリースされていきます。
その中でも直近に販売予定の中華ゲーム機3つをピックアップして簡単にご紹介していきます。
ウッド調デザインを採用した「RG351V」
RG351シリーズの最新作「RG351V」が、2021年3月にプレセールを開始予定です。
RG351Vの “V” は、Vertical(垂直・縦型)を意味しており、珍しいウッド調&ゲームボーイライクに仕上げられていることが特徴です。
ODROID-GO Advanceクローンな中華ゲーム機としての基本スペックは変わらないものの、解像度 640 × 480、ワイヤレス通信(Wi-Fi)、microSDカードスロットが2つ(システム、ゲームイメージ)と改良されています。
- ディスプレイ:3.5インチ IPS
- 解像度:640 × 480
- CPU:RockChip RK3326
- GPU:Mali-G31 MP2
- バッテリー容量:3900mAh~4000mAh
- ワイヤレス通信対応(Wi-Fi)
- USB Type-C × 2、イヤホンジャック、microSDカード × 2
- 素材:プラスチック
ただ、ウッド調なデザインには賛否両論があり、海外フォーラムなどでは「チープに見える」といった批評や、「基本色で販売して欲しい」といった要望の声もあがっています。
いまのところ、販売のリリース発表をしているストアは LDK Game です。
基本スペックを向上させた「Powkiddy X18S」
Androidベースの携帯ゲームコンソール「Powkiddy X18S」が、2021年3月にプレセールを開始します。GPD XD にコンセプト・機能が似たクローン機とも呼ばれていたモデルのアップグレードモデルです。
システムは Android 10、プロセッサーは Unisoc Tiger T618 を搭載、USB-Typec-C に対応するなど、パワフルな基本スペックを備えた後継モデルに仕上げられています。スペック部分については不明点もありますが、GPD XD Plus を超える性能を期待されている中華ゲーム機です。
- システム:Android 10(Google Play ストア対応)
- ディスプレイ:5.5インチ IPS タッチスクリーン
- SoC:Unisoc Tiger T618
- CPU:ARM Cortex-A75、ARM Cortex-A55
- GPU:Mali-G52 MP2
- RAM:6GB~8GB
- バッテリー容量:5500mAh
- ワイヤレス通信対応(Wi-Fi、Bluetooth)
- USB Type-C、イヤホンジャック、microSDカード
- 素材:プラスチック
あくまでもリーク情報レベルのスペック情報なので、正式発表が待たれるところです。
GPD XDシリーズの後継モデルが発表されていないので、乗り換え・買い替えモデルとして注目を集めそうです。
コンパクトさを重視したモデル「GKD mini」
先に紹介した2つの商品と比べると、エミュレータ性能は低いものの、いつでもどこでも携帯できるポケットサイズで、気軽にレトロゲームを遊ぶのに最適な1台です。
優れた携帯性を保つために、ボタン数は限られ遊べるエミュレータ・ゲームタイトルは限定されます。また、RG280V をはじめとした似たようなスペックの中華ゲーム機も販売されているので、需要はそれほど高くはなく、売れ行きは価格しだいといった感じです。
- システム:Linux(OpenDingux)
- ディスプレイ:3.5インチ LCD
- 解像度:320 × 240
- Ingenic X1830プロセッサー
- RAM:1GB
- バッテリー容量:2000mAh
- USB Type-C、イヤホンジャック、microSDカード × 2
- 素材:プラスチック(8色)、金属(試作機のみ?)
カラーバリエーションも豊富(8色)で、販売価格も低価格になるようです。
2020年末~2021年初にリリース予定だった GKD mini は開発が遅れているためか、リリース時期がずれ込んでいるようです。
特にスペックについては、大幅に変更される可能性が高いです。
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