「Sennheiser ACCENTUM Wireless」レビュー|連続50時間再生、ワイヤレスヘッドホン

Sennheiser ACCENTUM Wireless」は、老舗オーディオメーカー Sennheiser のエントリークラスのワイヤレスヘッドホンです。直径37mm のダイナミックドライバーを採用した小型モデルで、連続50時間の連続再生をサポートしています。

シンプルなデザインで軽量な装着感と、ボリューム感あるパワフルなサウンドを楽しめる Sennheiser ACCENTUM Wireless をご紹介します。

Sennheiser ACCENTUM Wireless の価格・販売ストア

Sennheiser ACCENTUM Wireless は国内外で幅広く販売されています。
価格は3万円以下(アマゾン価格 26,745円:記事執筆時点)です。

DROP でも取り扱いがある商品で、送料や為替レートを気にする必要がありますが、購入のタイミングによっては通常価格よりも安く手に入れることができます。

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Sennheiser ACCENTUM Wireless のスペック

  • 型式:ダイナミック・密閉型
  • ドライバー:Φ37mm
  • 周波数帯域:10-22,000Hz
  • コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX HD(48kHz / 24bit)
  • ワイヤレス:Bluetooth 5.2 + Class 1(最大10mW)
  • ノイズキャンセリング:ハイブリッド
  • バッテリー:最大50時間(ANC ON)
  • 充電時間:3時間(フルチャージ)/ 10分(5時間動作)
  • 本体重量:約222g

免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが、保証はできません。

Sennheiser ACCENTUM Wireless のレビュー

DROP で購入した Sennheiser ACCENTUM Wireless をレビューします。
付属品から基本的な特徴、装着感、音質傾向などを簡単にチェックします。

パッケージ

サステナビリティを意識した簡易パッケージです。
開封してすぐに、ヘッドホン本体と接続手順を確認できます。

付属品

1. 安全に関する注意事項
2. クイックガイド
3. コンプライアンス情報
4. USB Type-Cケーブル(1.2m)

インターフェース

全体的にすっきりとしたシンプルなデザインです。
直径37mm のダイナミックドライバーを採用した小型サイズです。

重さは約222g で、同社の他のワイヤレスヘッドホンに比べても『かなり軽い』印象を受けます。樹脂製素材のハウジングは高級感がなく、ややチープな印象を受けます。

クッション付きのイヤカップは、プロテインレザー(人口皮革)を使用しており、経年劣化や摩耗に強い特徴があります。左右にマイクを内蔵されており、内側には L/R の表記があります。イヤカップは小さめですが、耳をしっかりと収める空間が確保されています。

ハウジングには ±90度回るスイーベル機構が備わっており、頭の形状や角度に合わせてフィットさせることができます。耳をすっぽりと覆うオーバーイヤー型のワイヤレスヘッドホンで、長時間の着用でも重さは感じにくく、側圧はややしっかりな設計となっています。

シリコン埋め込みヘッドバンドは、伸ばすことが可能(シームレスな無段階調整)で、しっかりフィットさせることができます。頭を傾けたり、軽く振ってもずれず、安定感がある装着感です。

操作性

操作はすべて右側ハウジングにある物理ボタンで行います。
少し操作に慣れは必要かもしれませんが、一度覚えてしまえば問題ありません。個人的には、タッチセンサー型のような誤動作やわずらわしさがないのがポイントです。

電源ボタンを2回押すことで、手軽にハイブリッドANC(アクティブノイズキャンセリング)と、周囲の音を取り込むトランスペアレントモードを切り替えることができるのは便利です。ただし、完全にオフにはできず、どちらか一方にしか機能できない仕様です。

スマホ専用アプリ『Smart Control』を使うことで、イコライザー、サウンドモード、Sound Zoneなどを使ってサウンドを簡単に自分好みにカスタマイズできます。また、バスブーストやポッドキャストのオン・オフも設定可能です。

オートパワーオフやマルチポイントに対応していますが、上位機種である MOMENTUM 4 Wireless のような手に取っただけで電源がオンになるといった機能(オートパワーオン)や装着検出機能は省かれています。

音質・解像度

全体的に低音が強調されたパワフルなサウンドを楽しめます。
フラットな音質が好みな方は、イコライザーで調整すると良いでしょう。

イヤホンとは違った音場の広さがあり、下手に味付けされていない音質なのも特徴です。
細かな音も聞き分けやすく、定位もしっかり、ボワつきがないのもポイントです。また、ハイブリッドANC(アクティブノイズキャンセリング)を有効化した際も、詰まり感がなく自然に聴こえます。

中低音にフォーカスしたチューニングがされていますが、高音域も出ており不自然さを感じません。オールジャンルに対応できるポテンシャルを有しています。また、有線接続にも対応していますが、音質に大きな差はないため、利便性を考えると無線接続での使用がおすすめです。

まとめ

Sennheiser ACCENTUM Wireless の最大の利点は、本体の軽さとバッテリー持続時間です。
音質については、低音が強調されたパワフルなサウンドでありながら、クセがなく自然に聴き分けられる特徴があり、老舗オーディオメーカーならではの安心感を提供しています。

メリット
デメリット
  • 軽量モデル
  • 連続50時間再生
  • フィット感
  • 操作性
  • 接続品質
  • ややチープ
  • マイクの品質
  • ANC性能
  • 価格

一方で、本体はややチープな印象を受けることや、ハイブリッドANC(ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング)とトランスペアリングモードの切り替えはできるものの、どちらも完全にオフには設定できない仕様については留意が必要です。

また、密閉型としては音漏れ防止は一般的なレベルです。いろいろと試したワイヤレスヘッドホンの中で、かなり軽量であり、長時間の音楽鑑賞でも苦にならない装着感で、日常使用に適したワイヤレスヘッドホンと評価します。

何かと上位機種である MOMENTUM 4 Wireless と比較され、廉価モデルと評価されることが多いですが、個人的には重量が軽く、使い勝手が良いこちらのモデルをおすすめしたいです。

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