出資募集も締め切り間近!?「GPD Pocket」
クラウドファンディングサイト INDIEGOGOで出資募集を行っている GPD Pocketですが、2017年3月27日以降に完成予定となっていた、第2のプロトタイプ(T1)が遂に完成しました!
既に多くの方もプロトタイプ(T1)についての詳細がわかる動画を確認されていることだとは思いますが、全文翻訳して解説していきたいと思います。
GPD Pocket プロトタイプ(T1)が完成
初期プロトタイプ(T0)の公開に続き、第2のプロトタイプ(T1)が完成したという報告が、GPD社より発表されました。既に詳細についてはYoutubeで閲覧された方も多いことだとは思いますが、そこで公開された内容を全文翻訳してみたので参考にしてください。
追加動画として、ゲームパフォーマンスと、マルチタスクのデモンストレーションが公開されました。どちらについても、問題なくスムーズに動作していることが確認できます。
The T1 prototype of GPD Pocket (全文翻訳)
こんにちは。GPD Pocketのプロトタイプ(T1)が完成しました。
それでは、早速ですが詳細について見ていきたいと思います。
GPD Pocketは QWERY配列、2009年レッド・ドット・デザイン賞(red dot design award)を受賞したチョコレートキーボードスタイルを採用しています。
通常キーの印字は白色で、マルチストロークキーの印字は青色です。電源ボタンは、キーボードの右上隅に配置しています。製品ではLED点灯します。
トラックポイントはマウスの役割をし、青色となります。
キーボードの一番上の行には、音量をミュート、ボリュームコントロールするキーが配置されています。Fnキーを押して、画面の明るさを調整することもできます。
GPD Pocket はUSB Power Delivery(USB PD)2.0に対応しています。また、USB C to USB Type-C 充電ケーブルが付属し、ACアダプタは、5V / 3A、9V / 2A、12V / 2Aの入出力をサポートし、最大出力は24Wを達成することができます。
それでは充電の仕方を見ていきましょう。充電ケーブルの片方をGPD Pocketに接続して、もう片方をACアダプタに接続するだけです。
次にGPD Pocketを起動して、システムと設定を確認していきましょう。
画面はタッチスクリーンです。動画ではタッチ操作でデモンストレーションしています。
タッチ操作で「this computer」を開きます。GPD Pocketには、パーティションが1つだけなのがわかります。ストレージ容量は128GBです。さらに、設定をみていきましょう。
OSが Windows 10 Homeで、プロセッサーは Intel Atom X7-Z8750。搭載されているメモリ(RAM)は 8.00GBです。システムタイプ:64ビットオペレーティングシステム、x64ベースのプロセッサー。10タッチポイントをサポートしています。ライセンス認証 (アクティベーション)されていることがわかります。これは Microsoft正規バージョンです。
GPD Pocketの画面解像度に疑問を感じている方も多いようです。解像度、鮮明な画像を確認していきましょう。画面の解像度は 1920 x 1200で、Retinaスクリーン並みです。
GPD Pocketは 4Kビデオ再生をサポートしています。プロセッサは 4Kビデオをサポートしています。それでは、実際に 4Kビデオを見てみましょう。
キーボードのタイピングについて興味を持たれている方も多いことでしょう。
では、Microsoft Wordを開いて実際に入力していきます。
スクリーンの表現力を確認するために、PowerPointの PPTファイルを開いて見ていきます。
Photoshopで、ファイルサイズ 50Mを開くのはどうでしょう。
ご覧のように Photoshopで簡単にファイルを開くことができます。拡大、プレビュー、ファイル、システムはまだスムーズです。
プロトタイプ(T2)の公開時期は
さらに新しい GPD Pocketのプロトタイプ(T2)は2017年4月末に完成します。そして、5月末に量産が始まり、6月に出荷を開始予定です。INDIEGOGOキャンペーンで公開された予定どおりに進捗していることがわかりました。
GPD Pocketのロゴについて
GPD Pocketのプロトタイプ(T1)を見ると、キーボード左下に大きく「GPD」ロゴが確認できます。個人的には、強調しすぎな印象を受けたので、このロゴについて GPD社の広報担当者へ問い合わせを行いました。
※最終的なロゴデザインについては、2017年4月末に完成予定のプロトタイプ(T2)で確認できるものと考えられます。
- 大きさ、デザインについては検討中です。
- 中央へ移動すること、小さくするという考えもあります。
- 最終的なデザインを現在、提供することはできません。
- レーザー刻印となる予定です。
まとめ
前回のクラウドファンディング製品である GPD WINと同じように、GPD Pocketについても、INDIEGOGOキャンペーンで公開されている計画どおりに進捗していることが確認できました。2017年4月末以降には、製品版と変わらないプロタイプ(T2)が公開される予定となっています。
残り数日でクラウドファンディングサイト INDIEGOGOのキャンペーンも出資募集が締め切りとなります。あとは無事に量産が開始され、出資者の方に GPD Pocketが出荷されるのを待つのみといったところでしょう。
最後の注意点として、クラウドファンディングサイト INDIEGOGOのお届け先住所の確認を忘れずに行ってください。電話番号の登録はもちろんですが、国名を誤って登録されている方が少数いるようなので確認してください。(「Japan」を「Jamaica」と間違って登録した人がいたようです)